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平成26年度 第8回おかやまサイエンス・トーク

開催日時
2014年10月27日(月)14:30~16:00
開催場所
岡山県立倉敷中央高等学校
対象
生物理系2年生

実施報告
 まず、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬)博士後期課程2年の外川奈津子氏より「血小板はどのようにATPを蓄積するのか?」というタイトルで発表がありました。血小板が血液内にあることは知られていますが、血を止めるためにはATPによる活性化が必要です。ATPは濃染顆粒という所に沢山あるのですが、そこへ運んでいるのがVNUTという運び屋、トランスポーターであることを発見しました。VNUTの働きを消すと血液凝固が悪くなり、つまり、血液凝固のメカニズムの解明や病気の解明、また血液を凝固させにくくする薬の開発など役立つことがわかりました。
 次に、岡山大学大学院環境生命科学研究科(農)特任助教の山本ゆき氏より「命が誕生するとき~卵管で起こっていること~」というタイトルで発表がありました。受精・卵管内の移動・着床と生命誕生のプロセスは非常に神秘的です。受精後、受精卵は卵管を移動して子宮内で着床をしなければ胎子は育ちません。その卵管を調べると非常に筋層が厚く、弛緩と収縮をして受精卵を移動させていること、それには刺激物質が関わっていることがわかりました。今後、卵管内での受精や初期胚発育を助ける物質が見つかれば、家畜のより安全で効率の良い妊娠ができます。象のお医者さんを目指しながら研究のおもしろさに目覚めたいきさつも合わせて紹介して頂きました。
 質疑応答・フリートークの時間では、一日にどれくらいの時間を研究に当てるのか、どれくらいのテーマを持っているのか、など研究に対して質問がありました。いったん始めるとよくあることですが、一日の半分を研究室で過ごすというのは驚いたかも知れません。また、不妊治療のため、体外で受精卵を作ってから母親に戻す「胚培養士」という職業についての質問もあり、先端技術に触れる一面もありました。

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